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高血圧治療とサイアザイド系利尿薬と青汁の併用

2020年01月01日

高血圧治療には今日様々な薬が使用されています。
Caブロッカー、ARB、ACE阻害薬、利尿薬、β受容体拮抗薬、アンジオテンシン受容体拮抗薬などが主に使われています。
利尿薬はこの中では使用頻度は少ない方の薬ではありますが、むくみがあったり水分貯留が気になる患者に対して使用されることがあります。

利尿薬の中で最も高血圧症の治療に使用されているのはサイアザイド系利尿薬です。
サイアザイド系利尿薬には、フルイトラン、ナトリックス、ヒドロクロロチアジドなどがあります。
これらサイアザイド系利尿薬は遠位尿細管においてナトリウムイオン、塩化物イオンの再吸収を抑制することで、利尿作用を引き起こし、循環血液量が減少することで高血圧症に効果を示します。
このような薬は塩分摂取過多によって循環血液量が増えることで血圧が高くなっている高血圧症の患者に対して使用されることが多い薬です。
この薬の欠点は低カリウム血症を引き起こすリスクがあることで、この低カリウム血症によって不整脈が起こる可能性があります。
特に心不全でジギタリス製剤を併用している場合にはより不整脈を引き起こすリスクは高くなります。

青汁の摂取に関してですが、サイアザイド系利尿薬と青汁の併用は薬効には影響は出ないため併用しても構いません。
むしろ利尿薬の副作用のリスクを低減する可能性があります。
青汁にはカリウムが豊富に含まれているため、低カリウム血症に陥るリスクを低減します。
これにより、利尿薬をより安全に使用できるようになります。
またこれはコレステロールの吸収を抑えるため、高コレステロール血症の改善にも有用と考えられます。
高血圧と高コレステロール血症は動脈硬化のリスク要因となるので、高血圧症治療薬と青汁の併用でより動脈硬化のリスクを減らす効果があるでしょう。

また、アンジオテンシン受容体拮抗薬という種類の高血圧治療薬も比較的使われることが多いです。
アンジオテンシン受容体拮抗薬の代表と言えばミカルディスです。

ミカルディスはアンジオテンシンIIの作用を抑えることでアンジオテンシンIIという体内物質の生成を阻害する作用があり、同時に血管を拡張することで高血圧を改善します。
血圧が下がることにより心臓、腎臓の負担を軽減したり、脳卒中や心臓病などのリスクも軽減させることになります。