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更年期の高血圧症の治療方法

2019年09月11日
患者の血圧を測定する医者

高血圧とは、血管に血液を送り出す圧力が高い状態を言います。
その原因は、食生活の欧米化によって卵や肉などの動物性脂肪の取りすぎといわれていますが、そのほかにも、女性の場合は更年期による高血圧もあります。
この場合は原因が少し違うので注意が必要です。
更年期による高血圧を更年期高血圧症と呼んでいます。

更年期になると女性は、なぜ、血圧が高くなるのでしょうか?その原因は、更年期を迎えて、女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌が少なくなるからです。
エストロゲンの分泌が少なくなると、ホルモンバランスが乱れて、自律神経がおかしくなります。
自律神経が崩れると、動悸やめまいがしたり、精神が不安定となりイライラ、頭痛、体のほてりなどの症状ができますが、これらの症状はすべてエストロゲンの減少が原因だったのです。
しかし、それとは別にもう一つ、エストロゲンの大切な働きがありました。
それは、血管を拡張させる働きです。
そのために若くてエストロゲンの分泌が豊かな血液を血管が緩やかに流れ、女性は男性に比べて低血圧が多かったのですが、更年期には、そのエストロゲンの分泌量が少なくなるために、血圧が不安定になって上下したり上がってしまっていたのです。
血圧が不安点になるとさらに自律神経が乱れて、自律神経が乱れると血圧が上がるという悪循環がこの特別な高血圧症の特徴です。
これらの特別な高血圧は、更年期の特徴なのですがやはり血圧が高いと血管が傷ついてしまったり、硬くなって動脈硬化や心筋梗塞を起こす危険が高まってくるので、放置しないで治療をする必要があります。
治療法は、通常の高血圧の治療法である食事と運動そして薬物療法ですが、それに加えて、なるべく睡眠をしっかりととり、リラックスを心がけることで、更年期障害特有の不安やイライラによって血圧が上がるという悪循環から抜け出すことがこの病気の治療で一番な大切なことです。